Kitaraニューイヤーコンサート〜雅楽
〜日本古来より受け継がれる雅な調べと伝統の響き〜
2015年01月12日(月・祝) 14:00〜小ホール
- Kitara主催公演アーカイブ
- 小ホール
開催終了
〜日本古来より受け継がれる雅な調べと伝統の響き〜
新春を彩るKitaraニューイヤーコンサート恒例の雅楽公演、今回は平安時代から今日まで伝わる古典の名曲に加えて、「敦煌琵琶譜(とんこうびわふ)による音楽」で正倉院の復元楽器の響きをお届けします。
第1部では古典曲より、管絃と舞楽をお楽しみ頂きます。今回、管絃は新春に相応しい春の調子「双調(そうじょう)」から「入破(じゅは)」と「胡飲酒破(こんじゅのは)」を選びました。舞楽は「五常楽急(ごしょうらくのきゅう)」です。唐から伝わった「五常楽(ごしょうらく)」は「五音の和」が整った名曲とされ、今日まで「序破急(じょはきゅう)」の3つの楽章を具えた形で伝わっており、舞楽や管絃でよく演奏されています。その中でも特に親しまれている名曲、「急」の楽章を今回は舞楽でご覧頂きます。舞人は、平安時代の近衛府武官(このえふぶかん)の衣装に由来するという「蛮絵装束(ばんえしょうぞく)」を着用し、頭には冠を被り、颯爽と優雅に舞います。
第2部では、敦煌の莫高窟(ばっこうくつ)から発見された琵琶の譜面を元に芝 祐靖が復曲した「敦煌琵琶譜による音楽」をお聴き頂きます。敦煌琵琶譜は発見当初は解読不能と思われていましたが、日本の雅楽の琵琶譜と似ていることが解読の糸口となりました。復元された琵琶の譜から旋律を類推し、現行雅楽器に正倉院の復元楽器を加え、当時の合奏の音楽として再興された「敦煌琵琶譜」は、驚くほど鮮やかな彩りを見せてくれました。当時の唐の都の賑わいもかくやと思わせる「敦煌琵琶譜による音楽」、いにしえの雅楽による響きをどうぞお楽しみください。
怜楽舎
- 会場/日時
- 小ホール
2015年1月12日(月曜日・祝日)
13:30開場 14:00開演 - 出演
演奏、舞、お話/伶楽舎
- プログラム
管絃「双調音取」、「入破」、「胡飲酒破」
舞楽「五常楽急」
芝 祐靖:「敦煌琵琶譜による音楽」より- 料金
全席指定(税込)
一般 3,500円
小中高生 500円
▼Kitara Club 会員料金▼
一般 3,000円- 公演チラシ