<Kitaraワールドオーケストラシリーズ>
テレビ北海道開局25周年記念
ケント・ナガノ指揮
モントリオール交響楽団

〜輝く色彩とリズムの乱舞 これこそ、オーケストラを聴く醍醐味〜
2014年10月18日(土) 15:00〜 大ホール

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〜輝く色彩とリズムの乱舞 これこそ、オーケストラを聴く醍醐味〜

カナダ モントリオール交響楽団が、現代を代表する名匠ケント・ナガノとともにKitaraに初登場しました。

開催終了

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ケント・ナガノ インタヴュー
取材・文 青澤隆明(音楽評論家)

 カナダの名門モントリオール交響楽団が18日、日本ツアーの最終公演を札幌で行う。音楽監督として緊密な関係を築くケント・ナガノの指揮のもと、ラヴェルの「クープランの墓」と「ボレロ」、ムソルグスキー(ラヴェル編曲)の「展覧会の絵」という得意の曲で真価を問う。「モントリオール交響楽団にとって特別なツアーです。10度目となる訪日は長年の友情と親愛の証ですから、今回は私たちオーケストラの伝統にとくに近い作品を取り上げます」とケント・ナガノは語る。「フランス音楽は私たちの歴史や伝統の基礎ですし、ロシア音楽もフランスと密接な繋がりをもっています。そしていま、これらの作品を再訪するのにちょうど良い時期にきています。大きくみて作曲時から100年ほど経ちますが、21世紀の視野から20世紀の名作を見直すことで、新しい表情がみえてくる」。
 ケベック州モントリオール市の北緯は、札幌に近い。「ケベックでは、古い趣のフランス語だけでなく、ドイツ語やスペイン語、英語、イタリア語も話されます。ヨーロッパ的なアイデンティティをもつ北米唯一の地域と言えるでしょう。さらに、21世紀のモントリオール交響楽団は、初めて日本を訪れた1980年代とは大きく異なり、次世代に入って、異なるヴァイタリティーとエネルギーを帯びています。技巧的な完璧さや輝かしい表情など北米のアンサンブルに典型的な美点をもちつつ、同時にヨーロッパ芸術に美学的な基礎を置いている。結果として、私たちのオーケストラが生み出す響きと演奏表現は、“ニュー・ワールド”の性格をもちながらヨーロッパの言語を母語として話す、というユニークな組み合わせを示します。これはいまや他のどこにもない独自の魅力だと思いますよ」。
 同響の音楽監督の契約も2020年まで更新。ベートーヴェンの交響曲全集のレコーディングも数年がかりで完結した。「私たちの関係も10年近くになりますが、さらに深く、根源的な理解で一体化しています。近くなるほどに、エネルギーも強度も増しているのです。このオーケストラは実にアンビシャスです。新しく建てたホールはいつも満場ですし、聴衆もますます若返っている。そんな私たちの現在を、親愛なる日本の皆さんに聴いていただきたい」。

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 1934年創立、「フランス以上にフランス的なオーケストラ」と世界的に称賛されるようになったモントリオール交響楽団は、1977〜2002年に音楽監督を務めたシャルル・デュトワによって育てられました。豪華な色彩感に富んだ、透明で柔軟なサウンドによってCDは世界の賞を総ナメ、数多い海外ツアーで日本でも非常にファンの多いオーケストラです。
 その名楽団を2006年に引き継いだのが、リヨン歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ響などの音楽監督を歴任し、現代きっての名指揮者でコスモポリタンな活動を続ける日系三世ケント・ナガノ。その相性は抜群で、2008年の当コンビ初来日でも、R.シュトラウス「アルプス交響曲」やベルリオーズ「幻想交響曲」で、これぞオーケストラを聴く醍醐味!という体験をさせてくれました。

 今回のKitara公演では、ケント・ナガノとモントリオール交響楽団の十八番で、最大限にその長所を発揮できるラヴェル作曲「ボレロ」「クープランの墓」、ムソルグスキー(ラヴェル編曲)組曲「展覧会の絵」という豪華なプログラムをお楽しみいただきます。

 明晰で輝きに満ちた色彩感、圧倒的なパワー、厚みのある響き。この秋、Kitaraで「これぞオーケストラ」の体験を!!

会場/日時
大ホール

2014年10月18日(土曜日)
14:30開場 15:00開演

出演

指揮/ケント・ナガノ
管弦楽/モントリオール交響楽団

プログラム

ラヴェル:組曲 「クープランの墓」
     ボレロ
ムソルグスキー(ラヴェル編曲):組曲 「展覧会の絵」

料金

【全席指定】
S:15,000円
A:12,000円
B:9,000円
C:7,000円
D:5,000円
U25シート(C、D):3,000円
※U25シートは1989年以降生まれの方が
 対象です。

▼KitaraClub会員▼
S12,000円
A10,000円
B 8,000円
C 6,000円
D 4,000円

公演チラシ
チラシ